週末の打合せに備えて、団地のキッチンを使いやすくする方法を検討している。
もともと設置してあるキッチンのサイズが間口2400程度なので、それに合わせて新たな標準仕様のキッチンを選ぶと、コンロとシンクの間が離れてしまう。団地のコンパクトなスケール感からすると、高さ800mm、奥行き600mmのキッチンが良い。クリナップのラクエラに、そのサイズの商品が用意されている。他のメーカーは奥行き650mmからになってしまう。
また、3口のコンロを選ぶと、古いキッチンにもともとついているフードと換気扇では、換気量が不足してしまう。だからと言って、レンジフードも新しくすると、瞬間湯沸かし器の換気が出来なくなる。浴室の給湯器から給湯配管がされていれば、瞬間湯沸かし器を撤去することも出来るが、給湯器との距離があり、ちょっとした洗いものをするには不便である。お湯が出るまで少し間が空いてしまうのだ。
色々、調べてみたところ、標準仕様のフロアユニットの組み合わせにせずに、異なったサイズのフロアユニットを組み合わせると、団地に丁度良い形のキッチンになることが分かった。瞬間湯沸かし器もそのまま使える。コンロは2口になるが、ビルトイン出来るので、見た目もスッキリし、掃除もしやすい。
これまで、色々なお客様のお部屋におじゃましてきたが、このような組み合わせのキッチンになっている方は見たことが無い。どちらかと言うと、団地にしては少し大きめのサイズになってしまっていた。コンロとシンクの距離もある。恐らく、リフォーム会社が、調べたり、提案したりする手間を省き、カタログに用意されている標準仕様でしか提案しないのであろう。
時間を掛け、調べたかいがありました。団地に適したキッチンのあり方を発見することが出来た。