4月から省エネ基準適合義務化に伴い、確認申請のやり方が少し変わる。
起業してから、大小のリフォームを手掛けてきたので、確認申請書類をまとめるのは、久しぶりである。この際、確認申請の業務内容を見直すことにした。
今回は、確認申請を下ろすこと優先し、仕様基準という簡易的な省エネ計算で進める予定だ。仕様を確認すると、新築を手掛けていた8年ほど前に比べ、少し全体的なグレードが高くになった程度である。注意点は、屋根は当時の2倍程度の断熱材を充填すること、室内に接する基礎の立ち上りにも断熱材を貼ること、ガラスは空気層6mmのペアガラス以上、給湯器は潜熱回収型器具、となっているくらいである。設計者から見ても、当然の最低限の仕様である。
今回は手伝いと言うこともあり、仕様基準で提出するが、自社物件では、詳細計算で外皮性能と一次エネルギー性能を確認できるようにする。パッシブデザインをベースとして、室温と光熱費のシュミレーションが、計画段階で確認できるようにする。
今回は、その第一歩なのである。